2012年 年頭の挨拶

  「神の栄光を見る年に」    教団委員長 小寺徹


新年明けましておめでとうございます。 

 昨年の東日本大震災と福島原発事故以後、不安と恐れの日々を送ることになり、世界的な経済不況の中で明日に向かって希望を抱けない人々が増えています。このような状況の中で、教会が何を人々に向かって語るのか、問われています。

たとえ絶望の状況であったとしても、たとえ死の陰の谷を歩むような時でさえも、なお主の復活信仰に立って、もし信じるなら「神の栄光を見る」(今年の年会主題)と言われている主により、「神の栄光を見る」という体験をさせて頂きたいと心から願っています。

 諸教会に主の風である聖霊が吹き渡り、「神の栄光」が起こるように切に祈りましょう。

 今年は1992年(平成4年)6月26日に「ホーリネスの群教会連合」と「ホーリネス福音同志会」が合同して「ウェスレアン・ホーリネス教会連合」創立以来、20年となる記念の年です。また2002年に包括宗教法人ウェスレアン・ホーリネス教団設立総会(1月16日)を行って以来、教団として歩み続けて10年の記念の年です。

 今まで守られたことを心から感謝しましょう。今年もどうぞ宜しくお願い致します。 

 イエスは彼女に言われた、「もし信じるなら神の栄光を見るであろうと、あなたに言ったではないか」(ヨハネによる福音書11章40節 口語訳)  

  「愛の業と宣教の業」    副委員長 川崎豊 


 寒さの中如何お過ごしでしょうか。今年も教団の先生並びに諸教会の伝道と牧会の業が祝福されますようお祈り申し上げます。

 昨年は東日本大震災と原発事故という未曽有の出来事に遭遇しました。多くの同僚や仲間が困難な中にあることを見、教団としても小さな復興支援活動をして参りました。財的、人的支援がいつまで続くのか未知数の中で現地の方々の悲痛な叫びに応えるという形で、小さな働きを続けて参りました。
 
 この震災の出来事に対して「評論家」となってはならないと思いました。主は「行って、あなたも同じようにしなさい。」(ルカによる福音書10章37節)と言われます。
 
 私たちは主から目の前にいる人を助けるという「愛の業」が求められていると同時に、永遠の滅びから救うために来られた主イエスの贖いの恵みの福音を宣べ伝えるという「宣教の業」に生きることが求められています。

 そのためには深く主と交わり、祈ることが大切です。「祈りの果実は信仰、信仰の果実は愛、愛の果実は奉仕、奉仕の果実は平和である」とマザーテレサは述べています。平和とは静的でなく、動的なものです。

 次々起こる問題、課題の只中で互いに祈り、協力し、助け合うなら、主は課題を克服させ御業を成し遂げてくださいます。助けを要する人に手を差し伸べ、救われなければならない魂が救われるために、今年も全力を注いで主と教会に仕えて参りましょう。

 皆様の上に主の豊かな恵みがありますように。

   「組み合わされて成長する」  総務 山田 泉


2012年あけましておめでとうございます。

「キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。」  エフェソの信徒への手紙書2章21節

私たち一つ一つの教会が所属する場として導かれた教団。
「組み合わされて成長する」と言われた、主の言葉が心に響きます。

 遣わされた教会を愛し、導かれた教団のチームワークを大切にし、与えられたこの年、主に仕えて参りましょう。